2024/07/19
タレントアクイジションとは何か? | 採用人事から戦略人事への転換期へ
タレントアクイジションとリクルーティングとの違い
IT等の成長業界を中心に人材不足が叫ばれる昨今において、人材採用を取り巻くトレンドは大きな変化を迎えています。中でもこの数年の人事トレンドとして、海外を中心に、「人材採用で重要なのは"リクルーティング"ではなく、"タレントアクイジション"の発想」だという考え方が定着しつつあります。
リクルーティングとタレントアクイジションの大きな違いとしては、「リクルーティング」が既に定義されたポジションごとに期間を定め応募者を募り、来た人材の選別していくことに対して、「タレントアクイジション」は、 将来の自社から逆算し、短期長期の採用ターゲットを定義、採用ブランドを構築し、候補者の獲得活動と同時に将来の戦力になりうる人材をプールしていくといった、より広範囲で経営戦略と密接した、継続的な攻めの活動を差す、ということです。
採用人事から戦略人事への転換期へ
日本においては独自の新卒一括採用の仕組みがベースにあったこともひとつの要因として、これまでは、求人サイトや人材紹介会社からの「待ち」の姿勢による採用が中心だったものから、HRtechやダイレクトリクルーティングツールの普及によって、企業側と求職者との接点を「攻め」の姿勢で獲得しにいく時代へと転換期を迎えています。
タレントアクイジションの構築において重要なことは、「採用のための人事=採用人事」から「経営のための人事=戦略人事」への転換です。「今」ではなく、「将来の自社」を実現するための戦略に常に人事が並走し、その戦略実現のために必要なあらゆる手段を使って短期、長期、関わらず必要な優秀人材との接点を構築していく動きが求められています。
一方で、リソースや組織構造、経営陣との距離など多くの課題を抱えている企業が多い事も事実です。このブログでは、タレントアクイジションの構築のための具体的な方法論や成功事例について、紹介していきたいと思います。
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